「沿岸生態系保全に向けた海の緑化技術の最前線」シンポジウム

moba2012-02-03-1去る2012年2月2日、東京大学において、「沿岸生態系保全に向けた海の緑化技術の最前線」シンポジウムが開かれました。
その中で、増毛町舎熊海岸にて行った藻場回復実験に用いたこともある鉄鋼スラグと腐植物質からなる「鉄分供給ユニット」の実験の事例が、それぞれ山本特任准教授(東京大学)、堀家氏(㈱エコ・グリーン)から講演、報告が行われました。
また、新日本製鐵㈱からは同じく鉄鋼スラグを用いた海域環境改善技術についての事例報告がありました。内容は深掘窪地をカルシア改質土を用いて浅場造成を行い、その後海域状況の報告です。
※カルシア改質土とは、軟弱な浚渫土にカルシア系改質材(鉄鋼スラグを原料として成分管理と粒度調整を施した材料)を混合することで、浚渫土の物理的、化学的性状を改善した材料であり、干潟・浅場造成材や深掘り窪地の埋戻し材等の海域環境修復や港湾工事等への用材として活用可能な材料。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください