別苅海岸に群来

2月11日増毛町別苅海岸にニシンが到来してニシンの精子で海岸が白くなる「群来」と呼ばれる現象が見られました。

今年は小樽地区で早々と群来が見られた報道がありましたが、増毛町の海岸にもニシンが到来したようです。

この地区の海岸は、数年前より藻場再生事業が行われた地区で、海藻が繁茂している場所で、どうやらニシンたちはこの繁茂した場所を最初に好んだようです。

今後3月末頃までは、増毛や留萌管内の海岸で群来が訪れる可能性があります。

藻場再生増毛モデル

令和6年北海道新聞新年特集は「昆布だしがなくなる日」。その五回目、1月7日版の記事は、増毛漁組が平成10年から取り組んで来ている藻場再生事業が紹介されました。

当初は増毛漁組単独事業で始まり、留萌振興局や北海道大学の松永先生のご協力も得てスタートしました。数年後、日本製鉄も参画しやがて道内各地から全国へ波及していきました。最近は藻場再生から地球環境問題の解決の主題「ブルーカーボン」へと意味合いも拡大してきましたね。詳しく1月7日北海道新聞をどうぞ(クリックで拡大)。

東京大学院・ボン大学生増毛で藻場造成を学ぶ

先日、東大の山本先生率いる東京大学院生とボン大学の学生が、増毛に来町し、藻場の取り組みなどを学びました。その後、懇親会が開かれ東京大学ボン大学の親睦はもとより、参加各学生は増毛町について良い思い出を残されました。
その模様が28日付け日刊留萌新聞に大きく掲載されています。

速報!阿分浜に群来

4月30日曇天、突然に阿分から礼受にかけて浜が白くなり、ニシンの大群が押し寄せ群来となりました。

ゴールデンウイークが始まったこともあり国道淵には多くの見物客も大賑わい。
沖から押されるように岸にあふれたニシンは折り重なるように跳ね上がり水中はパニック状態となっていました。

沿岸調査を上空から

ブルーカーボンの沿岸調査をドローンで行う国の指針が、北海道新聞に掲載されていました。

増毛漁組の藻場再生事業沿岸も数年前からドローンでの写真撮りは行っていましたが、ドローンの性能もアップしてGPSとの連動機能のほか、撮影能力の向上で詳細なデーター収集が可能になって来ましまた。港湾空港技術研究所の指導に期待です。

留萌市でもブルーカーボンへ挑戦

増毛町の北お隣、留萌市でもブルーカーボンの研究が始まりました。

留萌港は近隣でも一番大きい主要港湾。北と南に沿岸域が広がりその全長は増毛町よりは短いですが、今回は南側防波堤内側を利用しての試験の様です。

方式は北電の火力発電石炭灰と有機物を組み合わせたものです。留萌市は最近防波堤の上に巨大風力発電を設置しました。海底はブルーカーボンによる海の緑推進、空中はクリーンエネルギー、良いアイデアです。詳しくは北海道新聞記事をご参照ください。

防波堤の内側にブロック状の施肥材を活用した方式は函館港や道東の港でも行われています。

日本製鉄㈱、増毛での取組

日本製鉄株式会社は、11月17日鉄鋼スラグによる藻場造成事業でJブルークレジット®認証を取得。

さらに鉄鋼スラグを活用した「海の森プロジェクト」で、増毛町においてもビバリー®ユニットを先日増毛浜に設置しブルーカーボン効果を検証します。

また、ブルーカーボンの分かりやすい解説動画を公開しました。増毛町長、漁組組合長他出演し、また増毛町の河川や浜の景色を360゜で見られます。

ブルーカーボン勉強会

10月14日付け北海道新聞記事より。

留萌開発建設部は先ごろブルーカーボンの勉強会を開催しました。講師は増毛の藻場再生海岸を数年前より視察されたブルーカーボン研究の第一人者である国立研究開発法人「海上・港湾・航空技術研究所」の桑江朝比呂沿岸環境研究グループ長でした。

日本製鉄㈱小杉知佳研究員も今回の勉強会ほアシストしています。詳しい内容は記事内容を。