令和6年度北海道磯焼け対策連絡会議

令和7年(2025年)1月17日、札幌市において令和6年度北海道磯焼け対策連絡会議が行われました。主催は北海道水産林務部水産局で水産基盤整備担当局長山口知子女史のご挨拶で始まりました。山口氏は昨年度まで留萌振興局の副局長で、ニシンの群来のたびに何度も浜を観て頂きました。

本年度の事例発表は積丹町の水島水産業技術指導員の水島純雄樣でした。当日の次第と積丹町のトップPDFをアップいたします。

別苅海岸に群来

2月11日増毛町別苅海岸にニシンが到来してニシンの精子で海岸が白くなる「群来」と呼ばれる現象が見られました。

今年は小樽地区で早々と群来が見られた報道がありましたが、増毛町の海岸にもニシンが到来したようです。

この地区の海岸は、数年前より藻場再生事業が行われた地区で、海藻が繁茂している場所で、どうやらニシンたちはこの繁茂した場所を最初に好んだようです。

今後3月末頃までは、増毛や留萌管内の海岸で群来が訪れる可能性があります。

藻場再生増毛モデル

令和6年北海道新聞新年特集は「昆布だしがなくなる日」。その五回目、1月7日版の記事は、増毛漁組が平成10年から取り組んで来ている藻場再生事業が紹介されました。

当初は増毛漁組単独事業で始まり、留萌振興局や北海道大学の松永先生のご協力も得てスタートしました。数年後、日本製鉄も参画しやがて道内各地から全国へ波及していきました。最近は藻場再生から地球環境問題の解決の主題「ブルーカーボン」へと意味合いも拡大してきましたね。詳しく1月7日北海道新聞をどうぞ(クリックで拡大)。

東京大学院・ボン大学生増毛で藻場造成を学ぶ

先日、東大の山本先生率いる東京大学院生とボン大学の学生が、増毛に来町し、藻場の取り組みなどを学びました。その後、懇親会が開かれ東京大学ボン大学の親睦はもとより、参加各学生は増毛町について良い思い出を残されました。
その模様が28日付け日刊留萌新聞に大きく掲載されています。

速報!阿分浜に群来

4月30日曇天、突然に阿分から礼受にかけて浜が白くなり、ニシンの大群が押し寄せ群来となりました。

ゴールデンウイークが始まったこともあり国道淵には多くの見物客も大賑わい。
沖から押されるように岸にあふれたニシンは折り重なるように跳ね上がり水中はパニック状態となっていました。

沿岸調査を上空から

ブルーカーボンの沿岸調査をドローンで行う国の指針が、北海道新聞に掲載されていました。

増毛漁組の藻場再生事業沿岸も数年前からドローンでの写真撮りは行っていましたが、ドローンの性能もアップしてGPSとの連動機能のほか、撮影能力の向上で詳細なデーター収集が可能になって来ましまた。港湾空港技術研究所の指導に期待です。