万博で町長がプレゼン予定

EXPO2025大阪・関西万博が開催中ですが、7月23日増毛町長が出張して藻場再生について増毛町の取り組みをプレゼンテーションする予定となっています。

万博内西ゲートゾーンにあるZERI JAPANが運営しているパビリオン「BLUE OCEAN DOME


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こちらのパビリオンでは7月22日~27日まで「北海道昆布WEEK」となっており昆布に関する各イベントがあります。その中で
7月23日(水)14:30~15:30 増毛町の漁業復興と藻場再生の取組み
(ZERI JAPAN/北海道新聞社)
と題したトークセッションがあり、増毛町長が登壇し事例発表をします。

全国で初めて、漁業組合と民間企業共同での認証を経たクレジット発行を行なった北海道増毛町。日本製鉄と共同で鉄鋼スラグによる藻場造成事業でJブルークレジットⓇ認証を取得した取組みを紹介する予定。

このHPで紹介してきました藻場再生事業から、群来に至るまでの取組みをプレゼンします。
万博へ来場予定の方は、是非お立ち寄りください。

道新に畠山氏の哀惜記事

2025年7月7日付北海道新聞4ページ、今年亡くなった方々の哀惜欄があり、畠山重篤氏の記事が載っていました。

畠山氏は、「森は海の恋人」のキャッチフレーズを生み出し、山と海はつながっていて、海の恵みは豊かな山があっての事、と地元の山に植樹する活動をなされた方です。

実は増毛町の藻場再生事業も彼の活動に少なからず影響されており、2007年には畠山氏を増毛町にお呼びして、講演をしてもらっています。

下記の写真は当時の講演の様子です。増毛町の漁業関係者や藻場再生に携わった方々が集まりました。

畠山氏の活動や理念は、現在も増毛町の藻場再生の基礎となるものであり、今後とも彼が残した魂を受け継ぎ発展させようと考えています。

東大による藻場海域調査

東京大学の藻場再生推進チームの海域調査が今年も行われました。5月26~27日、元東京大学教授であった亡き定方先生の愛弟子である山本光夫教授による研究室の博士らが、増毛に来町。

山本先生は海外学会出席の為、来られませんでしたが、今回の調査メンバーは過去数回の増毛訪問経験のある中村友哉さん(博士課程)、飯塚悠さん(修士課程)、バングラディシュからの留学生ラキン・エトマンさん(修士課程)ら3人です。

別苅地区や舎熊地区の海岸を中心に海水の採取や昆布の生育調査などが行われています。

中歌海岸での群来海域は施肥工事を行っていた

3月13日に群来が見られた増毛町中歌海岸地区は、数年前から藻場再生事業で施肥投入工事を行っている場所です。

施肥投入後、コンブなど海藻類が繁茂している事が確認されていましたが、他の海岸で群来ても中歌地区にニシンが来ることはありませんでした。

昨年秋にも増毛町が主体となり、この海域を知り尽くしている漁業者らで中歌地区の要所に施肥剤を投入。3月にはコンブ等の海藻が、一層広く厚く繁茂していました。

今回の群来が施肥の効果であると断言は出来ませんが、今回みごとなまでに海水が変色する群来が見られ、中歌地区では実に80年ぶりの景色が再現され、まことに嬉しい出来事でした。ニシンの卵はこれから一ヵ月ほどで孵化します。

増毛町はこの施肥事業を継続する計画もあり、今後に期待するところです。

令和6年度北海道磯焼け対策連絡会議

令和7年(2025年)1月17日、札幌市において令和6年度北海道磯焼け対策連絡会議が行われました。主催は北海道水産林務部水産局で水産基盤整備担当局長山口知子女史のご挨拶で始まりました。山口氏は昨年度まで留萌振興局の副局長で、ニシンの群来のたびに何度も浜を観て頂きました。

本年度の事例発表は積丹町の水島水産業技術指導員の水島純雄樣でした。当日の次第と積丹町のトップPDFをアップいたします。

別苅海岸に群来

2月11日増毛町別苅海岸にニシンが到来してニシンの精子で海岸が白くなる「群来」と呼ばれる現象が見られました。

今年は小樽地区で早々と群来が見られた報道がありましたが、増毛町の海岸にもニシンが到来したようです。

この地区の海岸は、数年前より藻場再生事業が行われた地区で、海藻が繁茂している場所で、どうやらニシンたちはこの繁茂した場所を最初に好んだようです。

今後3月末頃までは、増毛や留萌管内の海岸で群来が訪れる可能性があります。

藻場再生増毛モデル

令和6年北海道新聞新年特集は「昆布だしがなくなる日」。その五回目、1月7日版の記事は、増毛漁組が平成10年から取り組んで来ている藻場再生事業が紹介されました。

当初は増毛漁組単独事業で始まり、留萌振興局や北海道大学の松永先生のご協力も得てスタートしました。数年後、日本製鉄も参画しやがて道内各地から全国へ波及していきました。最近は藻場再生から地球環境問題の解決の主題「ブルーカーボン」へと意味合いも拡大してきましたね。詳しく1月7日北海道新聞をどうぞ(クリックで拡大)。

東京大学院・ボン大学生増毛で藻場造成を学ぶ

先日、東大の山本先生率いる東京大学院生とボン大学の学生が、増毛に来町し、藻場の取り組みなどを学びました。その後、懇親会が開かれ東京大学ボン大学の親睦はもとより、参加各学生は増毛町について良い思い出を残されました。
その模様が28日付け日刊留萌新聞に大きく掲載されています。

速報!阿分浜に群来

4月30日曇天、突然に阿分から礼受にかけて浜が白くなり、ニシンの大群が押し寄せ群来となりました。

ゴールデンウイークが始まったこともあり国道淵には多くの見物客も大賑わい。
沖から押されるように岸にあふれたニシンは折り重なるように跳ね上がり水中はパニック状態となっていました。

沿岸調査を上空から

ブルーカーボンの沿岸調査をドローンで行う国の指針が、北海道新聞に掲載されていました。

増毛漁組の藻場再生事業沿岸も数年前からドローンでの写真撮りは行っていましたが、ドローンの性能もアップしてGPSとの連動機能のほか、撮影能力の向上で詳細なデーター収集が可能になって来ましまた。港湾空港技術研究所の指導に期待です。