先日23日、大阪万博の「BlueOceanドーム」で開催されたイベントの中で、増毛町長や水産係長岡部氏が、増毛町の概略ゃ藻場再生事業についての発表がありました。
この模様は【EXPO2025】BLUE OCEAN DOME公式チャンネルにて、Youtube公開されていますので、リンクしておきます。
【#078】藻場再生への挑戦(ZERI JAPAN/北海道新聞社/海藻バンクコンソーシアム)#EXPO2025
豊かな海を取り戻せ!北海道増毛町から発信する最新技術。このHPは増毛漁業協同組合が運営しています。
EXPO2025大阪・関西万博が開催中ですが、7月23日増毛町長が出張して藻場再生について増毛町の取り組みをプレゼンテーションする予定となっています。

万博内西ゲートゾーンにあるZERI JAPANが運営しているパビリオン「BLUE OCEAN DOME」
公式サイト予約はこちら
こちらのパビリオンでは7月22日~27日まで「北海道昆布WEEK」となっており昆布に関する各イベントがあります。その中で
7月23日(水)14:30~15:30 増毛町の漁業復興と藻場再生の取組み
(ZERI JAPAN/北海道新聞社)
と題したトークセッションがあり、増毛町長が登壇し事例発表をします。
全国で初めて、漁業組合と民間企業共同での認証を経たクレジット発行を行なった北海道増毛町。日本製鉄と共同で鉄鋼スラグによる藻場造成事業でJブルークレジットⓇ認証を取得した取組みを紹介する予定。
このHPで紹介してきました藻場再生事業から、群来に至るまでの取組みをプレゼンします。
万博へ来場予定の方は、是非お立ち寄りください。
【7月23日追記】
本日の北海道新聞に上記内容が記事に載っていました

2025年7月7日付北海道新聞4ページ、今年亡くなった方々の哀惜欄があり、畠山重篤氏の記事が載っていました。
畠山氏は、「森は海の恋人」のキャッチフレーズを生み出し、山と海はつながっていて、海の恵みは豊かな山があっての事、と地元の山に植樹する活動をなされた方です。

実は増毛町の藻場再生事業も彼の活動に少なからず影響されており、2007年には畠山氏を増毛町にお呼びして、講演をしてもらっています。
下記の写真は当時の講演の様子です。増毛町の漁業関係者や藻場再生に携わった方々が集まりました。
畠山氏の活動や理念は、現在も増毛町の藻場再生の基礎となるものであり、今後とも彼が残した魂を受け継ぎ発展させようと考えています。
3月13日に群来が見られた増毛町中歌海岸地区は、数年前から藻場再生事業で施肥投入工事を行っている場所です。

施肥投入後、コンブなど海藻類が繁茂している事が確認されていましたが、他の海岸で群来ても中歌地区にニシンが来ることはありませんでした。
昨年秋にも増毛町が主体となり、この海域を知り尽くしている漁業者らで中歌地区の要所に施肥剤を投入。3月にはコンブ等の海藻が、一層広く厚く繁茂していました。

今回の群来が施肥の効果であると断言は出来ませんが、今回みごとなまでに海水が変色する群来が見られ、中歌地区では実に80年ぶりの景色が再現され、まことに嬉しい出来事でした。ニシンの卵はこれから一ヵ月ほどで孵化します。
増毛町はこの施肥事業を継続する計画もあり、今後に期待するところです。
2月4日付北海道新聞朝刊に、石狩市古潭地区から小谷地区と檜山管内乙部町の海岸に3日、「群来」が確認さたという記事が掲載されていました。
増毛の群来一報は今月末から来月初めあたりかと思いますで、期待ください。

令和7年(2025年)1月17日、札幌市において令和6年度北海道磯焼け対策連絡会議が行われました。主催は北海道水産林務部水産局で水産基盤整備担当局長山口知子女史のご挨拶で始まりました。山口氏は昨年度まで留萌振興局の副局長で、ニシンの群来のたびに何度も浜を観て頂きました。
本年度の事例発表は積丹町の水島水産業技術指導員の水島純雄樣でした。当日の次第と積丹町のトップPDFをアップいたします。





2月24日、舎熊にて水中動画を撮ってみました。順調に繁茂しているのと、魚が偶然映っていて群来の前触れかもしれません。