20年目の新たな試み漁業者も積極参加

増毛漁組の藻場再生事業への取組は20年目を既に経過しました。
今年度は堀増毛町長の提案で新しい施肥基材を使用し、設置方式も工夫しながら進めました。
また、今回は漁業者も積極参加しています。

まず、ヤードでバックホーを使って施肥材を撹拌し熟成、熟期を見計らってこれを袋詰めします。

袋詰めした基材は、漁業者によって船に搭載され、推奨海域へ自分たちで海に投入しました。

以前から水中設置されているタートルブロックの中にめがけて基材袋を入れてみました。
水中動画はこちら(増毛漁組阿分実行組合代表、田辺康光氏撮影)

旧知と新の賓客の視察

7月31日、故北大福嶋先生の愛弟子である岩井先生(現在は金沢大学)と大阪大学から北大の助教中屋先生お二方が視察に増毛へ来られました。


岩井先生は過去何度も増毛へ福嶋先生と同行されてましたが、中屋先生は初増毛。

今回はお二人で藻場再生海域を水上ドローンを駆使して詳しく観察されていました。

中屋先生には今後も度々の訪増毛ご期待です。

海藻とCO2

日本製鉄が海藻を活用してCO2削減しようとする記事が5月26日付の道新に掲載されています。

 増毛漁組が海藻を増やす事業を最初に始めたのは約35年前。当時から減少していた沿岸資源(コンブ・ウニ・アワビ等)をどうにか回復できないかいろいろ模索していました。また海藻を増やすことにより、ニシンやハタハタの産卵場所の確保して、漁獲向上を目標に、投石など取り組んでいました。
 20数年前からは、海洋汚染防止法を遵守したうえで、不要水産資源を活用して始まった「水産加工による廃棄物処理の生成品」の海岸施肥埋設などを取り組みました。
 またこの水産資源の回復事業が、副次的要素としてCO2固定能力が高いことも併せて注目されるようになりました。

増毛漁組の藻場再生事業の推進でも当初から大変お世話になりました室蘭の北大研究機関の本村先生は、早い時期から石油は海藻が作ったと申しておりました。

4留萌海岸にも群来が・・・しかし・・

4月24日には留萌市の海岸にもニシンの群れが訪れたくさん産卵。昔のようにニシンの群来は順調に北上しているようでした。
しかし、翌日留萌海岸には大量のニシンの卵が海岸に打ち上げられてしましました。産み付けられるべき海藻の不足が原因かもしれません。
詳しくは北海道新聞記事で。

群来の海中映像

4月17日、ニシンの群来があった増毛町別苅オタルマナイ浜に調査チームの水中カメラが入りました。
産卵から一週間目の4月23日撮影です。当日は水温7度、留萌振興局水産関係者・増毛漁組職員かの見守る中、水中をのぞき込むと、おびただしく沢山の受精卵が海藻(スギモク)に付着して波に揺れている映像が撮れました。

孵化予定日は5月5日の子どもの日です。なんとおめでたい日に。全部オスという事はないでご安心を。
なお、本映像の提供は増毛漁業協同組合、撮影はヤグチダイバーの高階琢也氏です。

増毛町別苅小樽間内(オタルマナイ)の群来

4月17日早朝増毛町別苅海岸にニシンの群来が観られました。この付近の海岸は増毛漁組の藻場再生海岸から約300メートル南側です。
賢いニシンの群れは産み付ける海藻の種類や生育具合、水深等を配慮して適格に速やかに、産卵して沖へ。又次の最適海岸で移動します。

4月18日付北海道新聞記事はこちら

泊漁港藻場再生事業

古宇郡漁業協同組合が取り組む藻場再生事業の本年度成果報告会が11月6日当地で行われました。その詳細は漁業界誌「水産北海道」12月号に詳しく掲載されています。

増毛での調査・成果も担当である(社)水産技術協会の笠原勉氏により報告がありました。

来年度以降の成果もご期待致します

木古内町海岸にも藻場造成

先月の泊村海岸に続き、道南木古内町海岸にも、増毛の藻場再生技術が導入され、12月1日・2日に作業が行われました。
木古内町上磯郡漁協の釜谷漁港に隣接する海岸に鉄鋼スラグをベースとした施肥材を埋設。

作業は、いつものヤグチのメンバーと、最初から増毛の藻場再生事業に携わっていた日本製鉄(株)らのチャーターメンバーが揃いました。

この模様は、北海道新聞地方版に掲載されました。詳しくは紙面をご覧ください。

泊村海岸に藻場造成

増毛漁組の藻場再生技術が泊海岸でも応用されることになりました。
去る11月19日、古宇郡漁協が管轄する泊村の海岸に、鉄鋼スラグをベースとした施肥材を埋設する工事が行われました。

当日は泊村村長をはじめ古宇郡漁組組合長が視察する中、増毛でも活躍しているヤグチダイバーズが中心とになり作業が進められました。

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来春の昆布生育に期待が持てます。

日本製鉄㈱研究チームトップ視察

8月28日、日本製鉄㈱の研究担当最強メンバーの皆様が増毛漁組藻場再生海岸を視察されました。

日本製鉄㈱の副社長でもあり研究部門最高責任者の小野山修平氏をリーダーとし、先端研の久保所長、増毛担当である日本製鉄㈱の小杉知佳女史他でした。

視察後、屋外テラスで増毛町長堀氏、増毛漁組組合長西野氏らと昼食会を交わし、過去の経過と今後について大いに座談会は盛り上がりました。

雄冬港の群来た所の水中映像

3月23日に海が群来した雄冬港。27日、その部分に水中カメラを入れてみました。
数の子が海藻にびっしり付着しているのが確認されているのですが、残念ながら映像でははっきり捉えていません。
そこで、当日別に調査に来ていた漁組の係員に、受精卵がびっしり付着した海藻を採取したサンプルを水中に入れてもらい撮影しました。
ではご覧ぐたさい。

ちなみに孵化予定日は、4月15日頃です。

増毛でも群来!

3月23日早朝、増毛町雄冬漁港内で海の水が白くなる現象が確認されました。ニシンが大量に港内に入って、産卵。その際、オスの精子により海が乳白色する「群来(くき)」が見られました。その記事が北海道新聞に載りましたので、アップします。

昭和29年頃までは日本海沿岸各地で群来は見られ、ニシン漁が盛んにおこなわれていました。しかし、昭和30年代にはいりニシンはピタリと来なくなり、群来が見られる事は珍しくなりました。

ビバリー®ユニットが市村地球環境産業賞を受賞

日本製鉄㈱が増毛町で実証実験し、商品化した「ビバリー®ユニット」。鉄鋼スラグと腐植土を利用した施肥材がこのほど、公益財団法人市村清新技術財団の市村地球環境産業賞を受賞しました。
以下のリンクからご覧ください。

市村財団のHP
http://www.sgkz.or.jp/prize/industry_environment/52/document_03.html

日本製鉄のHP
https://www.nipponsteel.com/news/20200313_100.html

名物ウニを増やせ

2月18日、19日の道新記事に積丹町余別漁港で行われているウニの餌用コンブ養殖の記事が二回分けて特集されていました。

ずいぶん以前に増毛漁組で試されたアワビ蓄養施設の餌確保を思い出します。増毛のアワビ畜養施設はいつしか施設閉鎖となりましたが、閉鎖当日、養殖水槽にびっしり付着していたコンブを見た時、養殖の可能性を再発見した日でした。

積丹での成果に期待申し上げます。詳しくは道新記事と当ブログ過去記載記事で。

北前船 明治維新で役割

北海道新聞に北前船の役割のお話が載っていました。昆布の歴史的役目大変興味深い内容です。

北前船の主要な運搬品は、上りは田植え時期の東北地区に必携の身欠き鰊をはじめ敦賀・舞鶴のコンブ問屋へ干しホタテ、干しナマコ、スルメイカ。干し数の子昆布は鹿児島・沖縄を経由して国外中国まで運ばれていました。また、北海道方面への下りは航路には富山の薬売りがあったそうです。

北海道地区での開催時には是非、増毛町からも参加したいものです。