3月13日に群来が見られた増毛町中歌海岸地区は、数年前から藻場再生事業で施肥投入工事を行っている場所です。

施肥投入後、コンブなど海藻類が繁茂している事が確認されていましたが、他の海岸で群来ても中歌地区にニシンが来ることはありませんでした。
昨年秋にも増毛町が主体となり、この海域を知り尽くしている漁業者らで中歌地区の要所に施肥剤を投入。3月にはコンブ等の海藻が、一層広く厚く繁茂していました。

今回の群来が施肥の効果であると断言は出来ませんが、今回みごとなまでに海水が変色する群来が見られ、中歌地区では実に80年ぶりの景色が再現され、まことに嬉しい出来事でした。ニシンの卵はこれから一ヵ月ほどで孵化します。
増毛町はこの施肥事業を継続する計画もあり、今後に期待するところです。