泊漁港藻場再生事業

古宇郡漁業協同組合が取り組む藻場再生事業の本年度成果報告会が11月6日当地で行われました。その詳細は漁業界誌「水産北海道」12月号に詳しく掲載されています。

増毛での調査・成果も担当である(社)水産技術協会の笠原勉氏により報告がありました。

来年度以降の成果もご期待致します

木古内町海岸にも藻場造成

先月の泊村海岸に続き、道南木古内町海岸にも、増毛の藻場再生技術が導入され、12月1日・2日に作業が行われました。
木古内町上磯郡漁協の釜谷漁港に隣接する海岸に鉄鋼スラグをベースとした施肥材を埋設。

作業は、いつものヤグチのメンバーと、最初から増毛の藻場再生事業に携わっていた日本製鉄(株)らのチャーターメンバーが揃いました。

この模様は、北海道新聞地方版に掲載されました。詳しくは紙面をご覧ください。

泊村海岸に藻場造成

増毛漁組の藻場再生技術が泊海岸でも応用されることになりました。
去る11月19日、古宇郡漁協が管轄する泊村の海岸に、鉄鋼スラグをベースとした施肥材を埋設する工事が行われました。

当日は泊村村長をはじめ古宇郡漁組組合長が視察する中、増毛でも活躍しているヤグチダイバーズが中心とになり作業が進められました。

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来春の昆布生育に期待が持てます。

日本製鉄㈱研究チームトップ視察

8月28日、日本製鉄㈱の研究担当最強メンバーの皆様が増毛漁組藻場再生海岸を視察されました。

日本製鉄㈱の副社長でもあり研究部門最高責任者の小野山修平氏をリーダーとし、先端研の久保所長、増毛担当である日本製鉄㈱の小杉知佳女史他でした。

視察後、屋外テラスで増毛町長堀氏、増毛漁組組合長西野氏らと昼食会を交わし、過去の経過と今後について大いに座談会は盛り上がりました。

雄冬港の群来た所の水中映像

3月23日に海が群来した雄冬港。27日、その部分に水中カメラを入れてみました。
数の子が海藻にびっしり付着しているのが確認されているのですが、残念ながら映像でははっきり捉えていません。
そこで、当日別に調査に来ていた漁組の係員に、受精卵がびっしり付着した海藻を採取したサンプルを水中に入れてもらい撮影しました。
ではご覧ぐたさい。

ちなみに孵化予定日は、4月15日頃です。

増毛でも群来!

3月23日早朝、増毛町雄冬漁港内で海の水が白くなる現象が確認されました。ニシンが大量に港内に入って、産卵。その際、オスの精子により海が乳白色する「群来(くき)」が見られました。その記事が北海道新聞に載りましたので、アップします。

昭和29年頃までは日本海沿岸各地で群来は見られ、ニシン漁が盛んにおこなわれていました。しかし、昭和30年代にはいりニシンはピタリと来なくなり、群来が見られる事は珍しくなりました。

ビバリー®ユニットが市村地球環境産業賞を受賞

日本製鉄㈱が増毛町で実証実験し、商品化した「ビバリー®ユニット」。鉄鋼スラグと腐植土を利用した施肥材がこのほど、公益財団法人市村清新技術財団の市村地球環境産業賞を受賞しました。
以下のリンクからご覧ください。

市村財団のHP
http://www.sgkz.or.jp/prize/industry_environment/52/document_03.html

日本製鉄のHP
https://www.nipponsteel.com/news/20200313_100.html

名物ウニを増やせ

2月18日、19日の道新記事に積丹町余別漁港で行われているウニの餌用コンブ養殖の記事が二回分けて特集されていました。

ずいぶん以前に増毛漁組で試されたアワビ蓄養施設の餌確保を思い出します。増毛のアワビ畜養施設はいつしか施設閉鎖となりましたが、閉鎖当日、養殖水槽にびっしり付着していたコンブを見た時、養殖の可能性を再発見した日でした。

積丹での成果に期待申し上げます。詳しくは道新記事と当ブログ過去記載記事で。

北前船 明治維新で役割

北海道新聞に北前船の役割のお話が載っていました。昆布の歴史的役目大変興味深い内容です。

北前船の主要な運搬品は、上りは田植え時期の東北地区に必携の身欠き鰊をはじめ敦賀・舞鶴のコンブ問屋へ干しホタテ、干しナマコ、スルメイカ。干し数の子昆布は鹿児島・沖縄を経由して国外中国まで運ばれていました。また、北海道方面への下りは航路には富山の薬売りがあったそうです。

北海道地区での開催時には是非、増毛町からも参加したいものです。

きれいすぎる海

読売新聞ニュースの門で、海の栄養について議論され始めた記事が掲載されていました。
きれいな海と豊かな海の相違、無機化学のごみで汚い海と分解醗酵する海由来の有機物による栄養豊かな海。年間数十億トンの栄養素がアムール川から供給されるオホーツク海の豊さ。

発電・砂防各種ダムもそろそろ議論の対象になるのか・・・・?


第2回エコプロアワードで「ビバリー®シリーズ」が優秀賞受賞

一般社団法人産業環境管理協会が主催する第二回エコプロアワードで50件の応募の中、日本製鉄㈱がノミネートしたビバリー®シリーズ(ビバリー®ユニット、ビバリー®ロック)が優秀賞を獲得しました。
授賞式には増毛に何度も訪問された小杉氏が登壇し表彰状を受け取っています。

CNET Japan記事はこちら

また、スペインで開かれているCOP25で、ブルーカーボーンが地球温暖化対策に有効であるとチリのシュミット環境相の訴えがあり、先日のNHKニュースで紹介されておりました。
NHKニュース記事は一定期間で消去されますが、リンクしておきます。
こちら___COP25議長国シンポ “海草など海の生物 温暖化対策に有効”