「鐵の世界」へ掲載

増毛の藻場再生の記事が業界誌「鐵の世界」2017年秋季号に掲載されました。

先日行われた北大での学会発表などが詳しく載っています。
実は執筆の記者さんは留萌出身の村山さんです。約10年前増毛で畠山先生・本村先生をお迎えして、増毛漁組藻場再生10年の記念講演を開催した際、総合司会をして頂いた村山ゆかり(留萌市議会議員)さんのお嬢さんです。不思議なご縁を感じます。今後の御活躍をご期待申し上げます。

学会発表

9月7日北海道大学札幌キャンパスで日本鉄鋼協会による第174回秋季講演大会が行われました。

「製鋼スラグ資材を用いた海域藻場造成技術」と題して10年以上増毛へ通われている新日鐵住金㈱の加藤敏朗氏と、同じく北大本村泰三先生の愛弟子小杉知佳女史は「アマモ場造成における製鋼スラグの利用策について」の講演があり、増毛漁組も応援団で聴講して参りました。

開会挨拶は前回増毛海岸をご視察頂いた、秋田大学井上亮先生。司会進行は新日鐵住金㈱日比政昭氏でした。

海の雑草は宝の山

北海道新聞に海藻特集記事が3連続で掲載されていました。地域で違う海藻の食文化、最近大注目のガゴメコンブ、それに続くアカモク。ヨーロッパでは古くから人気のダルス。

増毛近郊では、岩ノリ・仏の耳・フノリが人気ですが、世界的に有名な海藻研究所の本村泰三先生のお話では、未利用海藻は多数あり、今後の研究が注目されているそうです。余談ですが石油を造ったのも海藻とか。

JR北海道車内誌に本村先生載る

JR北海道 車内誌8月号に 増毛漁組の藻場再生試験開始以来10年以上ら御世話頂いています、北海道大学教授

本村泰三先生の記事が載っていました。また、本村先生の弟子さんである長里千香子准教授のお話も、「ぐるっと海岸線

ミラクル紀行」に掲載されています。

 

本村先生の記事内で、お話の中の「鉄と海藻の関係・・・・日本海沿岸の一部」とは増毛の事です。

本村先生には年に一度は必ずご来町頂き、ご自身でコンブ他の海藻の観察を頂いています。

藻場再生海域調査隊訪町

7月11日から13日、増毛町別苅オタルマナイ藻場再生実践海域に日本における藻場研究の第一人者達が来町し調査いたました。
 大学からは東京大学山本先生・東京海洋大学藤田先生。会社関係は新日鐵住金㈱広報センター吉住氏・同君津研究所加藤氏、五洋建設顧問中川氏らが一同に会しました。(中川氏は元新日鐵住金スラグ担当部長=増毛の藻場再生事業の先駆者)
また、調査会社から水産技術者協会笠原氏、オーシャンプランニング駒木社長・脇坂氏らも結集。

同日BS放送のテレビ取材が有りましたので、放送が決まりましたらアップ致します。

13日付北海道新聞留萌宗谷版より

日本鉄鋼協会視察

6月16日、増毛町の藻場再生海岸へ鉄鋼協会研究グループの研究者ご一行が視察に観えられました。

秋田大学・井上先生を座長に他7名様と幹事役の新日鐵住金㈱日比様他2名の総勢11名様来町。視察後の情報交換会は堀町長・西野漁組組合長を交えて、増毛の海鮮を堪能していただきながら親交を深めております。

小樽の群来

2月20日付道新掲載には小樽塩谷の群来のニースが掲載されていました。例年より少し遅めとか。小樽・厚田・浜益でもニシン大漁との事ですが、一昨日頃から増毛沖にも群れが回遊して来た模様で、増毛漁組の漁の匠は捕えたようです。

コンブの話

北海道新聞のコラムにコンブの話が掲載されていました。とても興味深い話で、懐かしい境一郎氏のお名前も登場です。歴史をの一幕を担ったコンブは、料理の世界では世界語に成りつつある「ダシ」に欠かせないうまみ成分のかたまり。

コラム内の温暖化による海水温上昇と昆布生育不良との因果関係は、疑わしい事はこのブログで指摘しています。藻場荒廃は温暖化によって南の魚類が多くなり食害によって藻場破壊が進むとする「食害説」とは真っ向から反対し、このブログでは、藻場の肥料成分不足による「栄養説」をとるものであり、このコラムの真意とは異なる立場であります。

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サケの記事もありましたので、おまけ記事としてアップしておきます。

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新日鐵住金㈱名古屋チームご視察

8月26日、新日鐵住金㈱名古屋製鐵所、資源化推進部渡辺部長と高木スラグ室長、スラグ室田崎主幹らが、増毛町に来町され藻場再生施工区である別苅コチャナイ海岸及び舎熊海岸を視察しました。

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当日はあいにくの小雨模様。また連日の多雨の影響で、河川からの泥水が流出し海の透明度が悪い中、藻場の状況を視察してもらいました。

何度も来町された田崎主幹の案内で、舎熊海岸を視察。
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渡辺部長は恒例の胴長スタイルで時化後のコンブを拾い、コンプの色や幅、厚みを観察し味見もしました。

藻場再生海岸のモニタリング

2年目を迎える古茶内の藻場再生海岸へ、モニタリングのため多数の専門家が来町致しました。

7月20・21・22日の3日間、天候は晴天・凪で順調に調査がすすみました。

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新日鐵住金㈱加藤主幹研究員と九州大学・吉村先生は海水の鉄の分析。河川水と海域水の計器調査は東京大学・山本先生といであ㈱池田氏。各側線の詳細調査は笠原氏隊長のチーム。海域全体の観察は東京海洋大学の藤田先生でした。

夕食後はお互い遅くまで意見交換会となり、これまでの成果や今後の課題の話題で激論となりました。

東大臨海試験場運転再開

先般増毛海岸の藻場試験場をご視察頂いた東京大学山本光夫先生が主幹する、腐植物質と海水の臨海試験場が運転再開致しました。

増毛町阿分にある水槽は新日鐵㈱の臨海試験場としてスタートし、コンブの生長等沢山の試験を行って来ましたが本年は先日来町された、日本の腐植学会の権威ある皆さんが関与する試験です。積雪が始まる11月中旬頃までの予定です。

腐植物質研究者の視察

6月4日冷たい雨の悪天候の中、当初から藻場再生試験に参画の東京大学山本光夫先生(故定方先生の愛弟子)と共同で研究者されている皆さんが、阿分の水槽試験と舎熊の藻場再生試験区に視察にいらっしゃいました。

数年前より増毛海岸の水質分析を手掛けられている腐植物質の権威、北海道大学福嶋正巳先生のほか、今回初参加の東京大学機構長松尾先生、中国東北大学ご出身で東京大学大学院留学の後現在は福岡県大牟田市にある有明工業高等専門学校物質工学科教授劉丹女史と福嶋研究室の院生田中君の皆々さんたち。

皆さま舎熊海岸の繁茂しているコンブに感動しておりました。

前日3日夜は増毛漁組西野組合長との懇談で、ご視察の皆さんには組合長からの新鮮な甘えびや増毛海鮮の差入れをお楽しみ頂き、藻場再生談議で大いに盛り上がり、またの再会をお約束致ました。

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水温10度の増毛の別苅はコチャナイの海

5月13日、東京海洋大学藤田先生は増毛町の藻場再生試験海区に、ご自身で潜水調査確認しました。南風が少し強く波もありましたが試験開始から2年目の春の海藻繁茂状況を調べて頂いたところ、試験開始前より色々な海藻が増えているようです。

コンブも細いながら渚・大石には成長しているようです。この後14日午前中にも舎熊海岸を観察頂きました。
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貴重映像入手

檜山振興局水産課の蛯谷氏が撮影したニシンの群来映像です。
2月2日、彼のFacebookにアップした動画より引用(本人許諾済み)。石狩市厚田区安瀬沿岸部で撮った様子です。

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何時か増毛の海もこの様になること願っています。
動画はFacebookから検索してください。