別苅試験区の記事が3月6日付けの鉄鋼新聞に載りましたので、アップします。
春の海を観察
群来で浜沸く【石狩浜】
北海道磯焼け対策連絡協議会と凪の増毛漁組藻場再生海岸の海中映像
先日1月16日札幌市で平成26年度北海道磯焼け対策連絡協議会が開催されました。開催は今年で6年目です。今年の講演は株式会社アルファ水工コンサルタントの綿貫啓氏でした。
会場には増毛漁組との新プロジェクトモニタリング担当、いであ㈱の笠原勉氏(増毛漁組の藻場再生事業の当初よりの東大山本先生会長の海の緑化研究会の事務局)や函館海洋技術研の山本隆造氏がこられていました。
今年の協議会の様子は、近日中に道庁磯焼け協議会の事務局榊原主査より正式報告書が出されますので、公開後にはすぐにアップします。
札幌に行く前日の15日、久々の凪でしたので、浜へ降りて水中を覗いてみました。磯焼対策10年間の実績ある舎熊海岸は色々な海藻が繁茂し、それを食べるツブ類が張り付いています。もうすぐコンブの幼体も見えてくるはずです。
昨年秋施工の別苅の海岸石は岩海苔が真っ黒にこびり付いていて、これからが楽しみです。
冬の日本海に挑む
2015年明けましておめでとうございます。今年も増毛町における藻場再生事例をアップしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、年末の12月26日、大型低気圧通過後の日本海は天気晴朗なれど波高し。波のうねりは迫力が有ります。そんな中、東京海洋大学・藤田大介教授が来町し早速は別苅の藻場再生試験海岸へ。
現場主義の藤田教授は、自ら水中観察調査です。白波の中の観察は、まさに格闘。
藤田先生は藻類学・海洋環境学界第一線の研究者。水産庁磯焼け対策ガイドライン策定委員でもあられます。増毛の藻場再生事業の取組みにご意見をいただける事は大変光栄です。
ちなみに、12月26日午後2時外気温-2℃、水温7℃西南西の風4mでした。
北大へ訪問
先生自ら試験水槽へ
水産庁補助事業実施
鉄の三人衆
頼もしい若き研究者
増毛漁組藻場再生事業も10年間で沢山の方々との出会いが有りました。大学の若き研究者も多い中、北海道大学福嶋正巳准教授の愛弟子、岩井久典君はこの度大阪府立大の助教として赴任です。
月に一度は増毛の実験施設へ福嶋先生と一緒に来られていました。漁船にも乗り定置網体験も一生懸命でした。
腐植物質と藻場再生の研究を引き続きされるそうです、
http://www.marine.osakafu-u.ac.jp/~web01/ob/news/keki/k22/k22-8.pdf
可愛い実験助手
季刊 新日鉄住金 Vol.7

こちらも新日鐵住金の社内誌である「季刊新日鉄住金」。今回発刊Vol.7の24ページから27ページは、「鉄鋼メーカーがこんなことまで?!鉄を利用した海の森づくり」と題して、増毛町の事例など紹介されています。
増毛大好きな北大本村先生の愛弟子小杉知佳主任研究員もアップです。
http://www.nssmc.com/company/publications/quarterly-nssmc/pdf/2014_8_007_all.pdf
藻場造成事業先駆者のお一人
新日鐵住金技報より
社内誌ではありますが、新日鉄住金技報NO339はスラグ特集です。全200ページにわたる技術資料随所に藻場造成に係わる技術報告が有ります。
7ページには「藻場造成用鉄分供給材および海域環境へのスラグの有効性評価技術」のリポートがあり、また79ページから89ページには「転炉系鉄鋼スラグ資材を用いた海域も場造成技術の開発」「スラグ資材の海域適用時の影響評価」と題して、増毛漁組と古くから関係の深い方々のリポートです。
ネットで公開もされていますので、ご一読を





















