ご縁が御座いまして積丹半島の泊村にあります古宇郡漁業協同組合で、増毛浜の藻場再生チームが事業のお手伝いする事になりました。
古宇郡漁業協同組合周辺海域では、ここ数十年環境の変化等で海藻の生育が悪く、磯焼け状態が継続し回遊魚やウニやナマコの根付け資源が極端に減少し、厳しい組合経営が続いていました。池守古宇郡漁業協同組合組合長から増毛漁組へコンブ場を再生した技術の講演依頼がありました。
7月12日泊村にある古宇郡漁業協同組合において我々藻場再生プロジェクトチームは、増毛地区藻場再生試験浜の調査報告などを地元漁業者や町の行政等関係機関に対し講演や説明会を実施致しました。発表はチーム代表者で、海の緑化研究会副会長である加藤敏朗氏が務めました。古宇郡漁協は泊の浜を豊かにすべく増毛漁業協同組合が20年かけて試行錯誤し培ったノウハウを生かし、泊の浜を今後約2年間で実践成果を出す事が目標です。
講演会では日本の藻場再生の第一人者が揃いました。山本光夫氏(東京大学・海の緑化研究会会長)、藤田大介氏(東京海洋大学)、吉村和久氏(九州大学)、加藤敏朗氏(新日鐵住金㈱)、中川雅夫氏(五洋建設㈱・元新日鐵住金㈱スラグ担当部長)、笠原勉氏(海の緑化会事務局長)。