11月21日、積丹半島の泊海岸で行われてた藻場再生事業の工事を増毛の相馬氏が見学しました。
相馬氏は増毛町藻場再生事業を最初から見つめてきた名人物。
泊漁組の泊海岸では数年前から増毛漁組と同様の施工方式で、海岸の藻場再生を行っていて、その実施する藻場繁茂海域は年々広がり、成果も確認されています。
泊漁組は時化が続く合間の11月21日、波打ち際に施肥袋を埋設する工事を実施。
工事は地元ヤグチダイバーの高階所長他3名で午前9時より開始され、池森泊漁協組合長や泊村関係者、日鉄総研堤氏、全国水産技術協会笠原氏らが立会い、予定通り終了しました。
立ち会った相馬氏は、泊村の熱意ある取り組みに関心し、増毛でも一層の藻場再生取り組みの必要性を感じたということです。
泊村でのコンブ場再生事業では増毛町の成功事例を参考にして、河川水が流入する場所を選定しビバリ-ユニットを設置する手法で施工しました。2・3年目にホソメコンブ群落が再生され、今回は下水が排出される場所で設置し、鉄イオンと栄養を供給して更なるコンブ場の再生を目指します。泊村役場や漁業者に喜ばれる事業を目指し、北海道でのコンブ場再生のモデルケ-スになるようにと願っています。
ビバリ-ユニットからいい色の鉄イオンが腐植土とともに出ているのが解かりますね・。前面には前年度再生させたホソメコンブ母藻が残っており、大量の配偶体が放出され今年の春季に藻場が形成されることを夢見ています。
コンブ場再生の名人相馬龍平氏お墨付きの場所に設置し、配偶体からの♂・♀が受精してすくすく育っているでしょうね・。地元のヤグチダイバ-高階・伊藤君が常時観察しているので心強いです。