ナマコからの朗報

 藻場再生の技術は色々な所で応用生かされています。
 北海道新聞にナマコ養殖の成功の記事が載っていました。成功の鍵は餌となる藻類がポイントとか。その繁茂に増毛の藻場再生技術が生かされて光栄に思います。自然界により近い環境での養殖が成功の決め手。増毛漁組も是非勉強してみたい技術の一つです。
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 チョツト雑学
子供:
「ナマコてどうして黒いの?」
知ったかぶりの近所の変な親爺:
「鉄を食ってるからよ」

海洋施肥技術が商品化されました

 これまで増毛漁組と新日鐵(株)で取り組み、各地の沿岸で試験を繰り返し実績をあげてきた海洋施肥技術が、いよいよ商品化されました。
 新日鐵(株)の詳しい商品紹介パンフレットがこのほど出来上がったようです。最後のページには、商品の安全性を確認した証明もついています。

「ビバリーシリーズ」

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ヒジキも語る

インターネット新聞JanJanの2009-09-22付けにとても興味深い記事を見つけました。
 チョツト時間は経っていますが、「鉄」をキーワードとする当ブログとしては、リンク漏れはアリエナイです。その他関連記事も分かりやすくてとても良いです。是非ご一読ください。

http://www.news.janjan.jp/living/0909/0909210501/1.php

石狩湾へニシン来浜一報

 moba2011-01-26-1ニシン漁解禁となり1月20日前後より厚田・浜益で獲れ出しました。
 増毛境界より南へ約25K、浜益漁港の旧知の船主である船頭、門脇智也氏の神宝丸を訪ねて来ました。
 moba2011-01-26-24・5日前よりの大漁となり今日も朝漁で1トン以上の水揚げ。午後漁にも期待が持てます。
 5K箱へ15尾入り大型漁(古老曰く5年生だ)です。ご好意に甘えての今夜はニシンのフルコースです。刺身・塩焼き日本海の春の力最高です。
 メスは大きな数の子パンパンでした。後4・5日で増毛沖も賑わ、ご期待ください。

磯焼け対策関連会議 報告速報

 moba2011-01-25-11月21日札幌市で北海道磯焼け対策連絡会議が開催されました。昨年に続き2回目の開催です。今回は200名以上の参加者でした。
  本年の各地における磯焼け対策の取り組み事例発表では、寿都町産業振興課瀧山修市課長によるプレゼンでした。昨年の増毛漁組・新日鐵チームの事例発表に続き醗酵魚粉+製鋼スラグ+チップ混合施肥材施工の事例発表で結果良好で安心しました。

開会に先立ち、開会は会長の北海道水産林務部技監佐藤雅春氏の開会挨拶でスタートしています。
(業界誌「水産北海道」より佐藤技監の紹介ページより)
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石狩挽歌

あと10日もすると石狩湾近郊は「石狩挽歌」模様・・・。藻場再生事業で御世話になった故定方正毅東大名誉教授は少年時代を小樽で過ごし、鰊には特別の思い入れがあったようです。
 と言うわけで、北海道の鰊の大漁時期の「ゴールドラッシュ」になぞらえて、12月の混獲鰊の燻製を入手しました。
 増毛の「煙遊会」作、鰊の姿冷燻食べ方をアップします。

 ①銀色の表面は金色(ゴールドフッシュ)に変っています。
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 ②頭を切って3枚におろします。
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 ③腹すの小骨部分と表面の皮を取り除きます。
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 ④用途に合わせてカット。
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 酒の肴にそのまま食するも良し(日本酒よりウイスキーに合います)。スライスタマネギの上に並べてバルサミコスを少々ふりかけても良し。和食には押し寿司。細かく切ってピザの上でかるく焼くのも合います。

増毛の研究寿都町でも活躍

1月5日付北海道新聞に寿都町の藻場再生事業の記事が掲載されていました。

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 寿都町は増毛町と良く似た水産の町。昔、増毛町はアワビ資源回復のため母貝を磯場が広い寿都町より分けてもらった事がありました。今、そのお返しにもなりませんが、少しでもお役に立てて光栄です。
 昨年初冬にはブリが大漁であったり、海に良いことすると色々な形で海は恩返ししてくれます。寿都町の今年の海も楽しみです。

2011年は国際森林年

 moba2011-01-06-1国連は2011年を「国際森林年」とすることを決議しました。これを受け北海道新聞元旦特集号は、北海道大学石城謙吉名誉教授のお話を掲載しました。
 紙中「再生への芽生え」のページでは当ブログに再三登場している北海道林業試験場の森林環境部、長坂昌子研究主任の「森・川・海」のお話が載っていました。

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そして当増毛漁組西野憲一組合長も参加している、北海道森林管理局の「にしんの森再生プロジェクト」のお話が載っておりました。

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 今年も藻場再生事業へのご理解宜しくお願い申し上げます。

2011年磯焼け対策関連会議スタート

「平成22年度北海道磯焼け対策連絡会議」が札幌市水産ビルで1月21日行われます。
 昨年は増毛漁組・新日鐵チームのプレゼンでしたが、今年は当ブログと良く似た名前の組織の中島泰氏のプレゼンです。詳しくは北海道水産林務部の公式サイトでご確認ください。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ssk/isokaigi

平成21年12月22日鹿児島県水産技術開発センターで行われた講演会での中島氏の活動の詳細はこちらのページで。

http://kagoshima.suigi.jp/kouhou/h21/091222moba.pdf

増毛漁協組合長(社)日本鉄鋼協会で講演

水産資源の向上ため当増毛漁組は10年来藻場再生事業に取り組んでいます。
今般、平成22年12月6日(月)に 日本鉄鋼協会、鐵鋼スラグ協会主催のシンポジュウムが東京大学 山上会館で開かれ、西野増毛漁協組合長がプレゼンします。
 詳細はhttp://www.isij.or.jp/Event/Event/100311.htm
一般聴講も可能なようです、協会へお問い合わせください。

試験事業から本事業へ:壱岐市

 長崎県壱岐市と新日本製鉄八幡製鉄所(北九州市)では、水産庁の水産基盤整備事業予算から補助金交付を受け藻場再生の本事業を始めました。記事に増毛は出て来ませんが、増毛の試験事業が参考になっているようで、なによりです。

 詳しくは西日本新聞のヘージより
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/206047

COP10 生物多様性名古屋会議終了

 生物多様性条約第10回締約国際会議全日程終了が終了しましたが、同時開催の関連会議の記事をアップします。

関連記事3件

その1、日本経団連自然保護協議会事務局長・岩間芳仁氏の道新インタビュー北海道(増毛漁組+新日鐵㈱チーム)から始まった藻場再生のことも話しています。

その2、COP10と同時開催の国際自治体会議で生物多様性地域戦略として北海道黒松内町より発表「黒松内方式」として評価受ける。将来海洋生物多様性へと議論が拡大されると海域保全では「増毛方式」として当ブログの試験事業もお役に立つ日も近いかもです。

その3、同じく名古屋で同時開催の森林保全と地球温暖化防止(REDD)会議。検索エンジンで「森林は二酸化炭素を吸収しない」と打つと約10万件はヒットします。吸収する・しない-著名な先生方議論白熱です。是非ご一読下さい。
 ある先生の持論「地球の気温と二酸化炭素濃度とは相関結果はあるが因果関係はない-太陽の活動が原因だ」議論は色々。

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姫路市からの視察団

 moba2010-10-28-1冬が近づく10月14日、姫路市の市議会議員の皆様が増毛町の藻場試験区へ視察に訪れました。姫路議会会派は市民クラブ・民主党所属の議員団や企業所属の方も多く、新日鐵㈱広畑製鉄所の議員さんもおいでになりました。
 増毛町に住む私たちは、姫路市と言えば姫路城くらいしか思い出しませんし、漁業在りましたっけ?。実は市町村合併で瀬戸内海播磨灘に浮かぶ家島諸島の18島が姫路市に帰属されたそうです。
 当日は、漁組会議室で一連のご案内し、その後久々の晴天と凪の中、藻場再生試験区をご案内しました。若手議員(新日鐵㈱所属)の方には胴付き長靴を着てもらい海へ入っていただきコンブとのご対面をしていただきました。

谷口和也先生の最新活動のおひとつ

 藻場再生事業の要人の御一人、東北大学名誉教授谷口和也先生の
最新活動が社団法人日本水産資源保護協会の機関誌平成22年夏号
に特集されています。
http://www.fish-jfrca.jp/index_jp.html
機関誌No.525 燈火のページです。
http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/seasonal_report/touka2010natsu.pdf
 21年度の北海道磯焼け対策連絡会議の基調講演の内容が詳しく掲載されています。

 ここのブログでは、海への栄養添加と鉄をメインとして藻場を再生しようとする事例を紹介しています。谷口先生もこの「栄養説」に傾聴されているようです。

企業協賛で藻場造成

 moba2010-10-26-210月17日の北海道新聞に神恵内村磯焼け対策の記事が載っていました。
 多大な費用がかかる磯焼け対策を企業の協賛金で賄うプロジェクトで取り組む内容です。詳しくは道新記事で(記事クリックで拡大)。

 神恵内村の磯焼け対策事業は以前より東京海洋大学の藤田大介先生がご指導されています。
 先生のご活躍の関連ページの一部ご紹介します。

http://www.ahec.jp/images/technicalinfo/nihonsuisankougaku/nihonsuisankougaku2.pdf

 今後のご活躍も御祈念申し上げます

継続は力なり:魚つき林

 moba2010-10-26-1増毛漁業協同組合の平成22年度植樹祭が10月23日に行われました。
 今年も女性部を中心に漁業者20名以上の参加です。晴天に恵まれたこの日、留萌南部森林組合大滝課長の指導の下、ミズナラの苗木250本の植樹作業です。

 海と森の関連ページをご紹介します。
 
 「産学管連携ジャーナル」2009年11月号の特集は松永勝彦先生の森林から学ぶこと「魚を育てる森
適切な間伐で再生し、森-河川-海の連環を生かす」です。

http://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2009/11/articles/0911-03-2/0911-03-2_article.html

 またこちらは北海道庁水産林務部の「北の魚つきの森」のページです。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/tsn/kitanouotsuki/kita_uo_top.htm
 
 漁組系統連合会の北海道漁業協同組合連合会のお魚殖やす植樹運動のページです。

http://www.sakana-fuyasu.jp/index.html

三重県志摩市から視察団

 藻場再生実証区への視察見学は最近増えました。皆さんの関心の高さを感じます。
 moba2010-10-16-110月13日は遠く三重県志摩市の議会議員団が増毛を訪れました。漁組会議室で当組合専務理事、原田より歓迎のご挨拶を申し上げた後、担当者竹内廣中氏が当方の藻場再生事業への取り組みについてご説明し、質問を受け後、若干時化模様の舎熊実証海岸で現場見学です。
 三重県の海といえば、真珠貝・伊勢海老漁・サザエ漁や海女さんが有名です。また当方事業の元祖、松永勝彦先生のご出身地でもあります。