藻場再生の技術は色々な所で応用生かされています。
北海道新聞にナマコ養殖の成功の記事が載っていました。成功の鍵は餌となる藻類がポイントとか。その繁茂に増毛の藻場再生技術が生かされて光栄に思います。自然界により近い環境での養殖が成功の決め手。増毛漁組も是非勉強してみたい技術の一つです。
チョツト雑学
子供:
「ナマコてどうして黒いの?」
知ったかぶりの近所の変な親爺:
「鉄を食ってるからよ」
豊かな海を取り戻せ!北海道増毛町から発信する最新技術。このHPは増毛漁業協同組合が運営しています。
インターネット新聞JanJanの2009-09-22付けにとても興味深い記事を見つけました。
チョツト時間は経っていますが、「鉄」をキーワードとする当ブログとしては、リンク漏れはアリエナイです。その他関連記事も分かりやすくてとても良いです。是非ご一読ください。
あと10日もすると石狩湾近郊は「石狩挽歌」模様・・・。藻場再生事業で御世話になった故定方正毅東大名誉教授は少年時代を小樽で過ごし、鰊には特別の思い入れがあったようです。
と言うわけで、北海道の鰊の大漁時期の「ゴールドラッシュ」になぞらえて、12月の混獲鰊の燻製を入手しました。
増毛の「煙遊会」作、鰊の姿冷燻食べ方をアップします。
酒の肴にそのまま食するも良し(日本酒よりウイスキーに合います)。スライスタマネギの上に並べてバルサミコスを少々ふりかけても良し。和食には押し寿司。細かく切ってピザの上でかるく焼くのも合います。
「平成22年度北海道磯焼け対策連絡会議」が札幌市水産ビルで1月21日行われます。
昨年は増毛漁組・新日鐵チームのプレゼンでしたが、今年は当ブログと良く似た名前の組織の中島泰氏のプレゼンです。詳しくは北海道水産林務部の公式サイトでご確認ください。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ssk/isokaigi
平成21年12月22日鹿児島県水産技術開発センターで行われた講演会での中島氏の活動の詳細はこちらのページで。
水産資源の向上ため当増毛漁組は10年来藻場再生事業に取り組んでいます。
今般、平成22年12月6日(月)に 日本鉄鋼協会、鐵鋼スラグ協会主催のシンポジュウムが東京大学 山上会館で開かれ、西野増毛漁協組合長がプレゼンします。
詳細はhttp://www.isij.or.jp/Event/Event/100311.htm
一般聴講も可能なようです、協会へお問い合わせください。
長崎県壱岐市と新日本製鉄八幡製鉄所(北九州市)では、水産庁の水産基盤整備事業予算から補助金交付を受け藻場再生の本事業を始めました。記事に増毛は出て来ませんが、増毛の試験事業が参考になっているようで、なによりです。
詳しくは西日本新聞のヘージより
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/206047
生物多様性条約第10回締約国際会議全日程終了が終了しましたが、同時開催の関連会議の記事をアップします。
関連記事3件
その1、日本経団連自然保護協議会事務局長・岩間芳仁氏の道新インタビュー北海道(増毛漁組+新日鐵㈱チーム)から始まった藻場再生のことも話しています。
その2、COP10と同時開催の国際自治体会議で生物多様性地域戦略として北海道黒松内町より発表「黒松内方式」として評価受ける。将来海洋生物多様性へと議論が拡大されると海域保全では「増毛方式」として当ブログの試験事業もお役に立つ日も近いかもです。
その3、同じく名古屋で同時開催の森林保全と地球温暖化防止(REDD)会議。検索エンジンで「森林は二酸化炭素を吸収しない」と打つと約10万件はヒットします。吸収する・しない-著名な先生方議論白熱です。是非ご一読下さい。
ある先生の持論「地球の気温と二酸化炭素濃度とは相関結果はあるが因果関係はない-太陽の活動が原因だ」議論は色々。
藻場再生事業の要人の御一人、東北大学名誉教授谷口和也先生の
最新活動が社団法人日本水産資源保護協会の機関誌平成22年夏号
に特集されています。
http://www.fish-jfrca.jp/index_jp.html
機関誌No.525 燈火のページです。
http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/seasonal_report/touka2010natsu.pdf
21年度の北海道磯焼け対策連絡会議の基調講演の内容が詳しく掲載されています。
ここのブログでは、海への栄養添加と鉄をメインとして藻場を再生しようとする事例を紹介しています。谷口先生もこの「栄養説」に傾聴されているようです。
10月17日の北海道新聞に神恵内村磯焼け対策の記事が載っていました。
多大な費用がかかる磯焼け対策を企業の協賛金で賄うプロジェクトで取り組む内容です。詳しくは道新記事で(記事クリックで拡大)。
神恵内村の磯焼け対策事業は以前より東京海洋大学の藤田大介先生がご指導されています。
先生のご活躍の関連ページの一部ご紹介します。
http://www.ahec.jp/images/technicalinfo/nihonsuisankougaku/nihonsuisankougaku2.pdf
今後のご活躍も御祈念申し上げます
増毛漁業協同組合の平成22年度植樹祭が10月23日に行われました。
今年も女性部を中心に漁業者20名以上の参加です。晴天に恵まれたこの日、留萌南部森林組合大滝課長の指導の下、ミズナラの苗木250本の植樹作業です。
海と森の関連ページをご紹介します。
「産学管連携ジャーナル」2009年11月号の特集は松永勝彦先生の森林から学ぶこと「魚を育てる森
適切な間伐で再生し、森-河川-海の連環を生かす」です。
http://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2009/11/articles/0911-03-2/0911-03-2_article.html
またこちらは北海道庁水産林務部の「北の魚つきの森」のページです。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/tsn/kitanouotsuki/kita_uo_top.htm
漁組系統連合会の北海道漁業協同組合連合会のお魚殖やす植樹運動のページです。
10月25・26日の両日、東京の水産庁で平成22度磯焼け対策全国協議会の事例発表が開かれます。新日鐵から堤直人主幹研究員、当増毛漁組からは担当竹内廣中氏がプレゼンテーションすることになりました。
詳しくは水産庁公式プレスリリースのページでご確認ください。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/seibi/101012_1.html
一般傍聴も可能のようです、是非この機会に新日鐵・増毛チームの藻場再生への取り組みごお聴きください。
この協議会の委員長は東京海洋大学の藤田大介氏です。数年前舎熊藻場実証海域をご案内させて頂いたこと思い出します。先生の最近出版された本件に関する書籍もご照会します。
藻場を見守り育てる知恵と技術 (磯焼け対策シリーズ)
この本の中には当日プレゼンする北海道函館水試赤池章一研究主幹も
登場します。