藻場再生勉強会報告 その2

moba2010-01-26-1去る1月22日 北海道磯焼け対策連絡会議が札幌で開催されました。
 まず主催者である北海道水産林務部藤島水産局長が開催挨拶。ポイントが明確な開会のお話で始まり、基調講演は東北大学谷口和也名誉教授の「磯焼けを海中林へ」。水圏植物生態学がご専門の谷口先生の今回のお話は、森林専門家宮脇昭先生の潜在自然植生理論にも通ずるところありそうな内容。森・川・海は一体。この考え方は我々、増毛藻場再生の行動基本概念です。
 引続き、事例発表では、増毛漁組・新日鐵チームと積丹古宇郡漁組と北電チームの2例でした。
 今回の協議会には全道各地の研究機関・自治体・漁組・企業関係者など300人近い参加者で、関心の高さが推察出来ます。
 当日の北海道新聞の記事をご参考にどうぞ。 

 水産関係専門情報誌の掲載内容は入手次第アップいたします

藻場再生勉強会報告 その1

 moba2010-01-24-1去る1月19日、水産庁関係の全国漁業協同組合連合会主催「なぎさの守人シンポジウム2010」~藻場・干潟・サカゴ礁・ヨシ帯の保全活動事例発表会~が札幌で開かれました。
 事例6例が披露され、増毛漁組も参加発表致しました。増毛の発表内容はこのブログで紹介しているように、藻場再生に取り組んでいる様子や実績を披露。確実に藻場が回復している模様をこの10年にもわたる変化を写真をまじえて紹介しました。しかしながら北海道・東北地区代表2例には落選し、東京中央大会への切符は残念ながら獲得出来ませんでした。 

事例発表組合は
  1、青森県佐井村 2、北海道歯舞 3、山形県酒田
  4、福島県相馬双葉 5、北海道増毛 6、北海道天塩

審査委員
  委員長 藤田大介(東京海洋大学) 副委員長 乾 政秀(水土舎)他水産庁・全漁連関係者

 moba2010-01-24-2増毛漁組発表者竹内広中氏、大変ご苦労様でした。「継続は力なり」。事業は13年目へ突入しました。増毛藻場再生事業は永遠に不滅です。
 引続き同氏は22日の北海道主催の「北海道磯焼け対策連絡会議」にも出席。この世様子は次回アップ致します。

追伸
シンポジュウム 2010 を掲載
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ニシンの一報は南から

解禁初日小樽海岸からニシン大漁の一報が入りました。
漁模様と市場でのせり模様が道新に載りました。
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 カズノコの完熟まであと少しですが、春告げ魚は味あわねば。増毛人の体はニシンで出来ているのですから・・・・・。
 増毛沿岸も順次解禁です。資源保護のために期間・網目サイズを増毛では自主規制し操業します。
 それではシプレキコール・・・・・
「百年かけて山づくり、呼び戻そう前浜へ! にしんの群来を!!」

海鮮食材と季節感

冬の増毛は厳寒と言っていい。しかしそんな中だからこそ冬の節感漂う海の食べ物はうまい。増毛在住S氏の食卓は・・・・
12月25日 83歳の母の自慢の鮭のいずし
   28日 かじかの子、
1月12日 たらタチ、
   14日 かすべのヌタ・・・・・・・・・
そうそう、そろそろミミコも味わいたいな。増毛では俗に「ミミコ」と呼ぶ「ギンナンソウ」。又の名を「仏の耳」。みそ汁の具にすると潮の薫りがたまらない。地元にいても子供の頃の郷愁も誘う。そんな「ギンナンソウ」の記事が北海道新聞に特集されましたのでアップしておきます。

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隣町留萌の海岸でもギンナンソウを増やす工夫をしています。豊かな浜は皆の願い。この記事の模様は北海道新聞HPの動画にも紹介されています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video-archive/?k=2010011301.html

そろそろ前浜にニシンの便りが聞こえる頃です。そうそう、タコの白子も良い時期です。

藻場再生の勉強会開催日程

moba2010-01-08-1増毛漁組の取組みが2つの会議で事例発表する事になりました。
 1月19日の会議は水産庁関連事業「環境・生態系保全活動-人と海との共生推進事業」で全国水産漁業協同組合連合会の北海道・東北ブロック事例発表会です。

http://www.zengyoren.or.jp/

道内3地区の本事業へ取組事例発表です。優秀事例に選出されますと東京での全国事例発表会です。是非ご声援下さい(一般聴講参加可能)。

 1月22日の会議は北海道水産林務部主催の北海道磯焼け対策連絡協議会での例発表です。東北大学谷口和也先生の基調講演の後、増毛漁組は長年本件に携わってきている竹内広中氏が新日鉄からは当初より担当の中川部長がプレゼンします。(連絡会議構成員会議・一般参加不可)道新1月7日の記事も参考でUP致します。
 発表内容は会議終了後可能な限りUP致します。

海藻利用し産業創出:道新より

 moba2010-01-01-1皆様、明けましておめでとうございます。今年も豊かな藻場づくりの情報を、この北海道増毛町より発信してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 さて、昨年10月20日付け北海道新聞の「提言」欄に、安井肇氏の記事が載っていましたのでご紹介します。
 従前雑海藻のガゴメコンブの優位性を発見、商品を発信した第一人者。増毛発の藻場造成基材もガゴメコンブの本場函館銭亀沢漁組海域でお手伝いしています。

参照:北海道大学大学院水産科学研究院准教授 安井肇氏
http://www2.fish.hokudai.ac.jp/modules/labo/content0040.html

「魂の森を行け」をリンク

 山と海はつながっている。海を豊かにするには、まず山が豊かでなければいけない。このブログで何度も訴えてきました。2009-12-14-1
 しかし、日本の山々は、一見繁茂しているように見えるが、実は人工林が多くを占めており、自然の豊かな森ではない。では、どのようにして豊かな森を取り戻すのか?ヒントは宮脇昭氏の実績にある。「魂の森を行け―3000万本の木を植えた男 (新潮文庫)
 当ブログでも何度となくご登場の宮脇昭氏。彼の軌跡をドキュメントした一冊。ノンフイクション作家一志治夫氏の著書です。宮脇・一志両氏のお互いの魅力あふれる一冊。左サイドバー書籍リンクにリンクしましたのでみてください。
 COP15の出席者はこの本を読んでから出席すると会議はもっとスムーズに行ったかもです。

藻場再生増毛の取り組み

 増毛町漁業協同組合は去る12月11日、午後から、増毛町中歌海岸に、魚粕と鉄鋼スラグを混ぜた「肥料」を設置しました。2009-12-17-1その時の模様が留萌新聞に掲載されていますので、アップしておきます。
 新聞は白黒ですので、オリジナル写真も一緒にごらんください。(写真クリックで拡大)

時化の日本海で頑張るコンブのお母さん

小雪舞う外気温度-4.8度、海水温度7.9度の時化の日本海で頑張って放出している舎熊海岸のコンブ母。
 増毛漁組の藻場再生基本方針は、その海域の母藻をより元気にして強い子供達を沢山産んでもらい、藻場を増やす方法です。
 詳しいお話は北大本村先生のページをご参考下さい。

胞子を放出中のコンブの表面写真
2009-12-07-1

育てる漁業-今月の講座

社団法人 北海道栽培漁業振興公社の定期刊行物
育てる漁業 
http://www.saibai.or.jp/sodateru.html
平成21年9月1日 NO.436の講座は同公社技術顧問、眞山紘氏の
「サケマス親魚の遡上生態」
~特にサクラマスの遡上と河川環境との関わり~
「おわりに」の部分は特に考えさせられます。
 以前NO.372では増毛漁組の藻場再生事業も
特集されています。
http://www.saibai.or.jp/sodateru/sodateru436.pdf

郷土、暑寒別川へのサケ遡上動画

舎熊の藻場動画

藻場再生試験海域の渚のコンブ、チョト短いですが、幅・厚み最高です。このコンブは10~11月丈夫な子供たちを産む母コンブ(母藻)です。ビッシリと岩に付いています。元気な母から元気な子供が育つ来春が楽しみです。

 昆布の生態など詳しいお話は北大・本村先生を参照
http://www.sci.hokudai.ac.jp/~motomura/kaisou/home.html

舎熊海岸の様子 2009/09/23撮影

河畔林に関する小冊子

北海道立林業試験場/各種情報・サービス/パンフレット
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/

河畔林研究の第一人者長坂昌子女史が主幹の資料、今回は
北海道立水産孵化場
http://www.fishexp.pref.hokkaido.jp/hatch/honjou/Index.htm
との共同研究での発刊で、
moba2009-09-15-1
生き物の生息に配慮した河畔環境の再生(21年3月発行)
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/03kikaku/pdf/kahankankyo.pdf
森・川・海の重要な関係がよく分かる資料です。

増毛で東大全学体験ゼミナール開催

 moba2009-08-22-17月2日に告知しましたが、去る8月19日、午後から元陣屋にて一般聴講者も交えて、東京大学山本光夫博士による全学ゼミナールが開かれました。この模様は留萌新聞に詳しく載っています。
 ゼミ修了後、場所を漁村センターに移して、学生との懇親会が開かれ、学生の将来の夢や地元増毛の隠れた魅力などを語りあいました。

moba2009-08-22-2