子々孫々への植樹祭
増毛漁協は6月13日、漁組所有の山林へ樹の苗木を植える植樹祭を開催しました。※植樹祭当日の模様は日刊留萌新聞を参照ください。
増毛町漁業協同組合は、昭和35年頃より山林を取得しており平成21年3月末現在、177ha(帳簿価格約3,000万円)を所有し、毎年、広葉樹を中心に植樹されています。
山と海はつながっている。豊かな森は豊かな海を育てる。「森は海の恋人 (文春文庫)」の信念のもと、漁業者自ら山へ植樹し、豊かな前浜を未来を生きる孫子へ受け渡たす。
美しい森林づくり全国推進会議での漁業者の全国組織全国漁業協同組合連合会が担う活動のページです。
http://www.b-forest.org/topic/no16.html
先見性のある漁業者により既に着手されている・・・・
現在は(社)マリノフォーラム21で技監としてご活躍の 浮永久先生。北海道区水産研究所長時代の文献北水研 ニュースNo64 2003.10の巻頭「栽培漁業の発展方策とブラウンベルト構想について」の中で増毛の藻場再生事業が(4~5ページ)に載っています。
是非、増毛の海を見ながら地酒国稀の「千石場所」で講義を受け、夢を語りたいです。
生き物に優しいみなとを目指して
生き物に優しいみなとを目指して~磯焼け対策・藻場造成を中心に~と題し、寒地土木研究所寒地水圏研究グループ 水産土木チーム上席研究員、山本潤氏の講演がありました。
2008/12/24のUP水産土木研究室 岡元節雄氏・足立h久美子女史、北海道開発局留萌開発建設部本間孝哉氏の発表は学術論文なので少し難しかったのですが、今回は少し一般向きの内容です。増毛雄冬漁港での実験も載っています。
寒地土木研究所 論文・講演特集
http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/suisan/0016042230.html
特別講演:-藻場・干潟再生技術の現状と課題-
広島大学 理事 副学長岡田光正教授の特別講演の記事です。
先生のご専門は大学院工学研究科で物質化学システム専攻グリーンケミストリー講座です。
生物系の制御の難しさ、環境条件を如何に整えるか、人間が自然に何処まで手を貸すべきか等、長年の成功例・失敗例で藻場再生事業には大変参考になるお話です。
http://www.wave.or.jp/line/network/doc/20070331/20070331%20KANKYOUKEN%2010years%20sizensaisei(5).pdf
水源となる森林づくり
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000083759.pdf
現在の森林管理の改革点そして漁場の確保には、鉄イオンの豊富な養分を供給する広葉樹が有効と言い切る8ページの資料です。PDFでP33~P40までとなっていますので何かの資料の一部だと思います。
当ブログでは出来うる限りリンクのページには著作権者へご連絡しご快諾頂いてから御世話になっていますが、本資料は内容より推察致しましても、宮崎県の森林関係の方とまでしか想像が付きません。コメント内容等で何か御座いましたならば当方にご一報
頂ければ早速変更致します。
ゆらゆら揺れる増毛海岸昆布
根源にあるのは「土」
増毛の藻場再生のお話も登場、Reclaim the Earth 株式会社リープスから
当社は「農業」を中心として「環境」、「食」、「健康」をテーマに、自然環境と調和し、サスティナビリティ(持続性)と代替性(オルタナティブ)を強く意識した事業を展開していきたいと考えています。
http://www.leaps.jp/
http://www.ibc.sec.or.jp/tech/2007/b05/2007_b05.html
腐食とは何か?
http://www.leaps.jp/?p=125
http://www.leaps.jp/?p=126
http://www.leaps.jp/?p=127
http://www.leaps.jp/?p=128
鉄理論:地球と生命の奇跡
石は溶ける、縄文文化が東北地方でとくに発達した理由等々、興味深いお話がビッシリです。増毛のリンゴはなぜ美味い?石の多い増毛のりんご畑納得です。
矢田 浩氏著への各界の寸評ブログと関連ブログのご紹介
沢木 至 氏(技術士事務所々長)のブログ
http://tftf-sawaki.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/post_109d.html
茨城大学名誉教授 小杉山 基昭 氏
(元茨城大学・農学部・資源生物科学科・動物細胞工学講座)
こもあ生物学
http://www.geocities.jp/toyotoki11/
現役時代の小杉山先生曰く=講義の中身を、このホームページ
にできるだけ詳しく記載します。ノートのかわりに使ってください。
(学生には神様みたいな教授、試験は厳しそうです)
鉄理論1 『鉄理論=地球と生命の奇跡』 から始まり
日記帳56 http://www.geocities.jp/toyotoki11/geodiary56.html
鉄理論2 鉄から見えてくる生命の歴史
日記帳57 http://www.geocities.jp/toyotoki11/geodiary57.html
鉄理論3 鉄が人類を救う
日記帳58 http://www.geocities.jp/toyotoki11/geodiary58.html
畠山重篤氏と長沼毅先生との対談で増毛の話登場
当ブログで月に一度は必ずご登場の畠山重篤氏と広島大学准教授長沼毅先生との海の対話です。お二人の海への思いが強く感じられるお話ばかりです。
http://www.bunshun.co.jp/pickup/touyako/touyako01.htm
参考
長沼毅 先生のホームページ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hubol/members/naganuma/
長沼毅 先生の研究室
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hubol/
長沼毅 先生の書籍紹介
集英社
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壮大な夢
読みやすく、面白い。
海の営みに熱くなる
コンブの養殖研究チームも海洋施肥のシンポジュウム開催
歴史あるコンブ養殖の研究組織「海の森づくり協議会」がこの度、東京海洋大学で「海洋施肥と海の森づくり」をテーマにシンポジュウムを開催致します。
増毛の藻場再生事業の推進役のお二方、新日本製鐵株式会社スラグ・セメント事業推進部部長中川雅夫氏と株式会社渋谷潜水工業社長渋谷正信氏の講演もあります。
海の森づくり協議会のヘッドページ
http://www.kaichurinn.com/index.html
5月29日の開催プログラム
http://www.kaichurinn.com/0905sinpo6.pdf
日本の「魚付林」の考え方と中国
「日本の「魚付林」の考え方と中国を含めた国際協力」と題しての記事。中国のニュースで最近「緑化」の文字がとても目立ちます。中国の植林指導といえば前回当ブログでご紹介の宮脇昭氏を参照。
環境問題の極悪、山峡ダムは良いことばかり?
http://japanese.china.org.cn/jp/ide/2009-03/24/content_17492952.htm
雑学披露
作家・比較文化学者 金 文学氏の著書の中で中国の政治家で
「新名詞を使用しないように」と発言、しかし「名詞」がすなわち立派な新名詞(新造語=日本語)であることを指摘している。
孫文のエピソード
孫文が蜂起を起こす初期、自らの活動を「造反」と表現した、ある日、日本の新聞に「支那革命党孫文」というくだりがあるのを見て、孫文はその表現の新鮮さに感銘を受けました。 「よし! よし! これから『造反』と言わずに『革命』と言おう」中国文化大革命は日本製ですか?
中国文化の究極はコピー文化だそうです。「緑化」は大いに真似てください。
サケから環境問題を考える論客
UPする季節はチョツト外れているとお思いでしょうが、シャケの子供たちが長い旅に出発しました。秋に産み出されたサケは孵化して稚魚となり、増毛町の子供たちも手伝って、稚魚たちの放流がなされています。 毎年秋には暑寒別岳・暑寒別川の恵みでサケの溯上でにぎわいますが、何時までもこの光景が続きますように。

さて、サケを題材に環境問題を考える二人の論客を紹介します。
武田邦彦先生 シリーズ
武田先生のブログは幅広いです。その内から「命は続いている(6)人間より偉いものたち-2サケを調べてみよう」です。
http://takedanet.com/2009/04/post_bb51.html
アウトドアライター 天野礼子 女史
「サケが森に教えること」紋別市での記念事業講演より
http://www.uranus.dti.ne.jp/~amago/text/kouen-hokkaidou/sakegamorini.pdf
経産省道経産局冊子に載る
経済産業省北海道経済産業局発行
道内の第一次産業由来副産物・廃棄物活用事例集で、藻場再生基材への活用が掲載されています。
4ページ、増毛の担当企業株式会社北海道オーシャングリーン開発
http://www.hkd.meti.go.jp/hokni/guide08/guide08_04.pdf
増毛漁組平成20年度藻場造成事業記事
4月14日にお知らせした増毛漁組における磯焼け対策のユニット設置工事の模様が新聞記事に載りました。
4月26日付け日刊留萌新聞
海洋緑化協会を立上げた
シーカヤックの第一人者であり海洋ジャーナリスト、内田正洋さんの海洋緑化意気込みのページへリンクさせて頂きます。
カヤックから海を見ていると漁船よりもじっくり環境を観察出来て、変化を肌で感じ取れるのかもしれません。陰ながら応援し協会のご発展を御祈念申し上げます。
内田氏のブログ内容の一部より
僕がこれからの人生で目指すことを書いて終わりにしよう。
今の日本には2000平方キロほどの海森があるらしい。それが以前よりどれだけ減ったのかは、正確には以前のデータがないので分からない。でも、例えば伊勢湾だと昭和30年から50年ほどで海森の面積は100分の1になってしまった
もちろん、それは限定的な海の話だけど、もしその割合が日本全体だったら、である。50年前には20万平方キロの海森が日本沿岸にあり、それが 2000平方キロまでに激減したことになるじゃん。日本が現在排出している温室効果ガスの二酸化炭素換算量は13億トンほどらしいのだが、海森がそれを固定化するには、日本の陸地面積の1割程度、つまり4万平方キロほどがあればいいと言われる。
なので、僕が目指すのは、そんな面積にまで日本の海森を回復させるための、あらゆる活動をすること、である。もうすぐ海洋緑化協会のホームページが立ち上がる。今度はそこでお会いしましょう。
みどりの海へ The way of Ocean Green
http://fotopus.com/naviblog/uchida/2009/03/vol7.html
http://fotopus.com/naviblog/uchida/2009/04/vol12.html
日本最南端で森・川・海を考える
「今、奄美では山の伐採が始まっています。奄美の森を守るために何ができるか、一緒に考えませんか?」とブログの書き出しで始まっています。山の木は伐採する事が問題なのではなく伐採の仕方に問題があると森林保全の先輩は言っていました。
そう言えば以前、利尻・礼文島の漁師の人から聞いたことがあります。先祖の話では、かつて島は渚まで木が生えていたことを。しかし近代化するに従いその姿は失われました。人間の生活での大火・越冬のための暖房・魚粉製造のための釜焚き、なおかつ伐採木を稚内から船でを搬出したそうです。
増毛町の中歌海岸地区は今でも渚に迫る木々が繁っていて、昔のそんな面影があります。又、増毛で一番魚の獲れる岩尾・雄冬はもっと海岸から奥地まで山林が豊かです。 この地区の森林は樹種と地形で伐採のコストが合わないらしく、それで結果的に海が守られているのかも知れません。
リンクは当方と同じページが多いですが、それだけに気になるブログです。
山のケンムンどこへ行く@奄美:http://amamimori.exblog.jp/8352313/
時々原点-無節サンゴは本当に邪魔者?
食物連鎖の原点となるは植物プランクトン。藻と人類は切っても切れない深い関係にあるかも知れません。
武田邦彦先生の最近の文章で重要な問題は、単に結論ではなく、対立する考えを丁寧に説明する事だと言っています。かつては、天動説対ガリレオの地動説、創造論対ダーウィンの進化論など対立していましたが、武田氏は考え方の違う人がいる事自体が大切だと語ります。
写真は4月18日増毛海岸の藻の発生状況です。黄色みかかった白い浮遊物、緑色の浮遊物は藻であることは確かですが、残念ながらその名前までは判りません。風(汐)・水温・栄養(雪解け水)・光の条件が相まって大発生している模様です。
磯焼けの原因とされている諸説
http://ajisime.web.fc2.com/Isoyake/Isoyake.htm
「円石藻に魅せられて」藤原 祥子氏 -東京薬科大学
生命科学部環境ゲノム学科 環境応答生物学研究室-
http://www.someone.jp/lab/item_31.html
藤原祥子先生のご紹介で一木重夫先生の
無節サンゴと磯焼け
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3713/index.html
藻場と磯焼けの話
まじめにそもそもの話から近年の研究の状況紹介まで
http://kagoshima.suigi.jp/ushio/book_html/ushio298/moba.pdf
付録のリンク(ブログ管理者の趣味ですけど)
薩摩銘酒館
http://www.synapse.ne.jp/s-meishukan/nvs/smk008.htm
日本で最初の魚付林実践した姫島村漁業期節
ネットで見つけた記事で、日本最初の魚付林を実践し、海の幸のために山へ植林した実例を紹介します。
-先人から託された知恵袋-
明治44年組合監事に名を連ねる中條石太郎氏は、魚附林の開拓を行い、姫島を別名「緑の島」とよばれるほどに繁茂させたという記録があり、漁協資料にも魚附林の功労者として称えられています。さらに、現在漁場造成の柱となっている魚礁の投入にしても、漁業関係者の手によって行われた。
http://www.mfs.pref.oita.jp/planning/aquanews/aqu9/aqua9.htm
増毛漁組平成20年度藻場造成事業完了速報
増毛漁業協同組合は、平成20年度藻場造成事業を中歌地区で新日本製鐵㈱の協力のもと実施しました。これまでの藻場造成事業の効果を確認した結果、21年度も事業を継続するとしになりました。
今年度使用の藻場再生新基材は、北海道経済産業局19・20年度地域資源活用型研究開発事業よりの研究委託を受け、テーマ名「水産未利用資源を藻場再生肥料として有効活用するための研究開発」での最新技法で製造され、(独)北海道農業研究センター資源化システム研究チームの管理指導を頂きながら低コストで持続性があり、大きな施肥効果も期待される基材を使用しました。
※写真は、増毛町中歌地区において基材が充填された施肥箱を海中設置している様子です。





